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アリー/ スター誕生 感想【ネタバレあり】

こんばんは、はまぐりです。

さて、そろそろ本命の映画の感想を書いていきたいと思います。

 

今回は、少々乗り遅れましたがまだ劇場で公開されている「アリー/ スター誕生」を鑑賞してきたので、この作品について。

 

※ネタバレを含みますのでご注意ください。

 

 

 

ブラッドリー・クーパーって誰

 

とりあえず映画を観てまず思ったのが、レディー・ガガが歌が上手いのは当然として、このガガより先に成功している設定かつ歌の上手いおっさんは何者なんだ?ということです。早速調べてみました。

 

ブラッドリー・クーパー

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ええ。。イケメン。。

役作りで、映画の中ではもう少しヨタッとした雰囲気です。映画の中でもかっこよかったですけどね。

しかも彼、今回の映画の監督と脚本も手がけています!知らなかった。

今回の映画では歌を歌っていますが、普段は歌手として活動しているわけではないようです。

私が唯一知っている彼の出演作品は「世界にひとつのプレイブック」です。

この作品では主演を務めていましたが、その映画でも躁鬱病に苦しむちょっと病んでる系の男性を演じていたので、彼はその手の役が好きなのでしょうか・・?

 

メンフィスってどこ

 

教養のないはまぐりは、ジャックがメンフィスに行くと聞いた時エジプトに行くのかと思いました。

しかし実際映画の中で彼が訪れていたのは、どう見てもエジプトではない。。。

 

調べて見たところ、メンフィスとはアメリカ東部テネシー州の地名だそうです。

ちなみに、地名の語源はばっちりエジプトのメンフィスだそうです。笑

昔奴隷市が開かれていたため、今もアフリカ系アメリカ人が数多く住む街のようです。

実際、ジャックの友人もアフリカ系のようでしたね。

 

最後の嘘ってなに

 

※ネタバレあり

 

映画終盤でアリーが後悔していた、「最後の嘘」。最初、何のことか分かりませんでした。

が、記憶を辿って納得。

もともとアリーはジャックと一緒にツアーを周りたかったのに、レズ(マネージャー)に猛烈に反対されていましたね。そのためアリーは怒ってツアーをキャンセルしようとしますが、ジャックにそのことを告げる時、嘘をついて「アルバムの収録をするため」と言っていました。

 

ですがジャックもその直前にレズから話を聞かされており、ゴールデングローブ授賞式での一件でどれだけ苦労したか、一緒にいるだけでアリーは迷惑していると聞かされていました。

 

ジャックはもうこの時点で、アリーの側にいることに罪悪感を抱いていたのでしょう。

 

男女の成長曲線について

 

さて、そろそろ真面目に感想を語りたいです。

今回の話は個人的にはあまり人に勧められるものではなかった。

なぜなら、伝えたいことがはっきりしないからです。

確かに泣ける話なのですが、じゃあ何が言いたいかって、ダメ男と付き合っちゃいけないことなのか?女が男より成功するとろくなことないからやめとけということなのか?

 

なんかそれって切なくないですか。

 

個人的に私がこのストーリーから感じたのは、次のようなことです。

 

最初、アリーがまだドラァグクイーン達とパフォーマンスしていた頃、ジャックは華やかなスターとして描かれていました。アリーはむしろ、「どうして楽屋まで戻ってきてくれたの?」なんて、謙虚なことを始めは言っています。また、最初アリーは歌が上手くても容姿に恵まれないためスターになれないと落ち込んでいます。

 

なので初めのうちは圧倒的にジャックがアリーにとってすごい人だったんですね。人生のお師匠様だったのです。彼が新しい世界を見せてくれて、未来が開けた訳です。

 

しかし物語が進むにつれて形成逆転していきます。アリーがレズに拾われたあたりから、二人の人気は逆転していき、ジャックは逆にドラッグとアルコールから抜け出せなくなっていきます。

 

これってやむを得ないことだと思うのです。もともとアリーに才能があったのはもちろんですが、彼女には熱意があり、ジャックというお師匠様から沢山のことを学び、若さを糧に圧倒的な速度で成長できたのは当然です。

 

問題は、このような状況で男がどんどんやる気をなくしていくことです、つまり、アリーは知らず知らずの内にサゲマン化しています!!!

 

ジャックからしてみれば、同じ歌というフィールドで戦っている時点で上下関係が分かりやすく、しかも自分は一度ピークを経験し後は人気が後退していくって何となく分かっているわけで、そんな中で彼女が最初は地味ーな感じだったのにあっという間にリアルレディーガガみたいになられたら、そりゃ萎えるんです

 

これは男尊女卑的なことを言っている訳ではなく、純粋にもともと自分の方が得意だったことを後から抜かされたら悲しくなりますよね?

たとえばアイドルとかもそうなんですけど、後から入ってきた最初芋臭かった子が半年後とかに圧倒的センターの座を手に入れていたら、もともとセンター張ってた子は超辛いですよね。

 

ということで、私がこの映画から学んだのは次の二点。

 

①同じフィールドで何かを勝負してるカップルは差がつくと辛いから気をつけろ!

②もし成長曲線がお相手の男性より急なカーブを描いてしまった場合、お互い違う道を選択し、もっとデキる男性と付き合ってさらに自己研鑽したらもっと成長できるのかもね!

 

今日はこの辺で!